映画そもそも日記

映画のそもそも〜ってなんだろう?をベースにした日記

2017-12-01から1ヶ月間の記事一覧

火花

普遍的な共感 原作は芸人という特殊な世界への興味とそして現役の芸人が書いた純文学でさらには芥川賞を取ったということで注目を浴びたのでしょう。私は未読ですが、しかし、この作品がヒットした真の理由は映画を通して想像できるようです。それは最初に興…

ハローグッバイ

もう一つの映画らしさ 映画の魅力の一つを三浦つとむさんはたしか、その著書「芸術とはどういうものか」の中で、「経験したくてもできない経験をさせてくれる」ことだといっています。そういうとすぐに大災害や戦争など死に結び付く経験やヒーローが大活躍す…

Gifted

天才児教育の歪 果たして本当の意味においての天才と言うものが存在するのか?という問題はここではおいておいて、物心ついたときにはある分野に人並み外れた才能を示す人々が確かに存在するという事実を前提としてのお話です。ただし、英語におけるgiftとい…

ローガン・ラッキー

ラストベルトの人々で描く、痛快アメリカン こういうの久しぶりです。徹底的に娯楽です。でも、アメリカンコミックスやファンタジーではなく、しっかりと現実感との調和が取れた作品。待ってました!と声が掛かりそうです。「映画はこれでいいんだな・・・」…

そもそもを辿っておりました。

久しぶりです。 ほったらかしにしたのは5月ですから、もう7ヶ月になります。何をしていたかというと、映画のそもそもをもう一度辿っておりました。 簡単に言うと、ある本に感心したのと、憤慨したのが同時だったので、少し自分なりに突っ込んでみようと思…