映画そもそも日記

映画のそもそも〜ってなんだろう?をベースにした日記

そもそもを辿っておりました。

久しぶりです。

 ほったらかしにしたのは5月ですから、もう7ヶ月になります。何をしていたかというと、映画のそもそもをもう一度辿っておりました。

 簡単に言うと、ある本に感心したのと、憤慨したのが同時だったので、少し自分なりに突っ込んでみようと思ったからなんです。その本は基本的に映画を見る人の立場から解き明かそうとしたものですが、過去の映画の研究は言うに及ばず、言語論や経済学など様々な分野の論説を引っ張り出してきて、その広い分野に対する考察は実に感心してしまいます。が、一方で「ほんとに全部理解して言ってるの?」と疑わざるをえない内容なのです。つまり、その本をいくら読んでも「結局、映画って何?」ということは一読しただけではさっぱりわからないのです。

 これは「自分がバカだから・・・」と認めるのも悔しいし、もともと、映画が好きだったのに加えて「映画は動く写真として生まれた」との三浦つとむさんの言葉に触発されて「映画の発生から発展の過程を踏まえてのその本質と独自の表現形式のあり方を解く」ことが個人的な目的で、その副産物がこのブログでしたから、その本に負けてはならじと、ツッコミ始めたのですが、これが、思った以上の難物でした。で、自分なりの答えが出るのはもう少し先になりそうですが、このブログもほったらかしもかわいそうなので、今年の締めにいくつか、最近観た作品の感想でも書いておこうと思います。

 そもそもからは一旦離れて、気楽にね!